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フトアゴヒゲトカゲの飼い方

フトアゴヒゲトカゲ

和名 フトアゴヒゲトカゲ
英名 Central Bearded Dragon
学名 Pogona vitticeps
分類 有鱗目トカゲ亜目イグアナ下目アガマ科アゴヒゲトカゲ属
原産 オーストラリア東部~南東部
全長 40cm前後

概要

フトアゴヒゲトカゲは、近年ペットとしてとても人気のあるトカゲで、「フトアゴ」の愛称で親しまれています。

幅の広いおっとりした顔つきと、トゲ状のウロコが織り成す「アゴヒゲ」を生やし、ぽっちゃり体型に細長い尾という、いささかユーモラスな風貌が魅力的で、世界中に愛好家がいます。品種改良も盛んで、体色やトゲの異なるさまざまなタイプが流通しています。

飼育・繁殖が容易なため、国内での流通量も多く、アゴヒゲトカゲの中ではもっともポピュラーな種となっています。一般の総合ペットショップでも見かけることがありますが、爬虫類専門店のほうが安心ですし、品種のバリエーションも圧倒的に豊かです。価格は品種によって大きく異なり、20万円を超える個体も流通していますが、2万~5万円あたりの価格帯が一般的です。

飼育環境

単独飼育が基本です。特にオス同士は激しくケンカをし、たがいの足や尾を噛み合いますので、一緒に飼うことはできません。

ケージには、幼体なら幅60cm以上、成体なら幅90cm以上の広めのケースを用意し、自由に移動することで好きな温度の場所を選べるようにします。フタには、空気がこもらないように、通気性にすぐれた金網などをもちいます。爬虫類用ケースが、使い勝手の点からもおすすめです。床材として、砂を薄くしいてください。

昼行性であるフトアゴヒゲトカゲは太陽の光が大好きなので、照明が重要となります。まずスポットライトを設置してケース内の一部を照らします。そこを中心に温度の勾配ができることになります。ライトが当たる地点に平らな岩や流木を置くと、そこに寝そべってあたたまってくれます。体温が充分に上がらないと消化不良などの原因になりますので、暖を取る場所をしっかり確保しておきましょう。夜にはスポットライトを消しますので、幼体の場合には、プレートヒーターや保温球を導入して温度が下がりすぎないようにすると安心です。

また一方で、紫外線を供給するために、爬虫類用のトゥルーライトやメタルハライドランプ(メタハラ)も必須となります。メタハラは高価なので、初心者の方はまず爬虫類用蛍光管からおためしになるのがよいでしょう。

ケース内には、倒れない容器に水を入れて置きます。水は常に清潔にたもち、決して切らさないよう気をつけましょう。特に幼体は水分不足に弱いので、注意が必要です。

世話

フトアゴヒゲトカゲは丈夫で飼育しやすく、あまり手がかからないトカゲです。おもな世話としては、エサやり、水の交換、フンの片づけぐらいです。

エサは雑食性で、成長にするにつれて植物食の傾向が強くなってゆきます。コオロギ、葉野菜、果物、ピンクマウスなどを食べますが、どれか1種類だけを与えるのではなく、いろいろなエサをバランスよく与える必要があります。専用の人工フードも市販されており、これ単体で非常に栄養バランスのよいエサとなりますので、とても便利ですが、個体によっては食べない場合があります。

自然の日光浴も大好きですが、ケージを屋外に出す際には、脱走に気をつけてください。また、ケース内に日陰部分を作り、いつでも日光を避けられるようにします。できれば日光浴のあいだは、ずっとそばにいてあげましょう。

また、フトアゴヒゲトカゲのオーナーさんたちは、水を飲ませるためと排泄をうながすために、温水浴をさせることもあります。おぼれない深さのぬるま湯に5分ほど浴びさせましょう。

性質がおとなしく、人に触れられてもほとんどイヤがらないので、ハンドリング(スキンシップ)に向いた爬虫類ペットです。とはいえ、上からワシづかみにするといった乱暴な取り扱いは厳禁です。おなかのほうからそっと持ち上げ、手のひらに乗せましょう。

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