ホーム > 人気のトカゲの飼い方 > ヒョウモントカゲモドキの飼い方

ヒョウモントカゲモドキの飼い方

ヒョウモントカゲモドキ

和名 ヒョウモントカゲモドキ
英名 Leopard Gecko
学名 Eublepharis macularius
分類 有鱗目トカゲ亜目ヤモリ下目トカゲモドキ科
原産 西アジア~中近東
全長 20~25cm

概要

ヒョウモントカゲモドキは、英名「レオパードゲッコー」略して「レオパ」の通称で親しまれている人気のトカゲです。トカゲの一種なのに「モドキ」なのは、厳密にはゲッコーすなわちヤモリだからです(トカゲ亜目ヤモリ下目)。しかしトカゲモドキは、ヤモリの特徴である足指の吸盤がなく、まばたきができるという特異な性質を持っています。

ヤモリらしいやさしい顔立ちとトカゲモドキならではの豊かな表情、そしてヒョウモン(豹紋)の名のとおりヒョウ柄の体色がおもしろく、飼育も繁殖も容易なため、初心者からベテランまで、世界中で幅広い人気を獲得しています。品種改良が盛んな種でもあり、体色や柄のバリエーションが豊富で、品種によって万単位の価格差が生じるほどマニアックな深まりを見せています。

国内でも盛んに繁殖がおこなわれているため、レアな品種を求めなければ入手は容易です。価格は1万円ほどから5万円を超えるものまで多岐に渡りますが、「ハイイエロー」のような廉価な品種なら数千円で販売されている場合もあります。しかし10年以上も生きる長命なトカゲですので、品種や価格にこだわらず、末永く一緒に暮らしたいと思える相手を探し求めたほうがよいでしょう。

飼育環境

野生下ではハーレムを形成しますが、基本的に単独で飼育します。特にオス同士は激しくケンカをするので、一緒にすることはできません。

ケージは、幅30cmほどのケースで充分です。このサイズで幼体から成体まで飼うことができます。使い勝手のよさから、爬虫類用ケースや水槽がおすすめです。

床材は、テラリウム的には砂のほうが見栄えがよいですが、幼体は砂を飲む恐れがあり、メンテナンスが大変でもあるので、キッチンペーパーや新聞をしいたほうが便利です。

夜行性であるため照明器具は不要です。保温のために、ケースの下にプレートヒーター(パネルヒーター)をセットしますが、ケース全体をあたためないよう、ヒーターのおよぶ範囲は床面の半分から3分の1程度にととどめ、ケージ内に気温の勾配をつけましょう。

温度は20~32℃程度をキープします。温度差に強いので、さほど気にしなくてもよいのですが、食欲が落ちてきたら温度設定を見直しましょう。また、寒い地方や季節で室温が極端に低くなる環境でしたら、暖突や保温球などの導入も検討してみてください。

ケージ内には、隠れ家となるシェルターと水入れを設置します。水は常に清潔にたもつようにしましょう。

乾燥地帯の出身ですが、極度の乾燥には弱いので、スペースに余裕があれば、ミズゴケを詰めた容器なども置きたいところです。衛生管理が少し面倒になりますが、水を入れて使える素焼きのウェットシェルターもおすすめです。

世話

ヒョウモントカゲモドキは、環境さえ整えてしまえば、あまり手がかからない点もその人気の要因となっています。おもな世話は、エサやりと水の交換、フンの片づけぐらいのものです。

エサは生きたコオロギを与えます。幼体なら1cm程度の小さなコオロギを毎日、食べるだけ与え、成長に従ってコオロギのサイズも大きくしてゆきましょう。成体には、2~3日おきに与えます。コオロギのうしろ足にはトゲがありますので、うしろ足をもいでからピンセットで与えるのがベターです。

なお、ヒョウモントカゲモドキ専用の人工エサも市販されています。虫がどうしても苦手という方は、こちらをためしてみましょう(個体によっては食べない可能性もあります)。

フンは決まったところにする習性があります。フンをいったん好きな場所に移動させると、そこで用を足すようになるので、管理が楽になります。フンを容器に移せば「トイレ」を作り出すことも可能です。

体色が全体的にくすみ、白っぽくなったら脱皮が近い合図です。湿度対策をしていなければ、床材の一部を湿らせてスムーズな脱皮をうながしましょう。脱皮後には、指先などに殻が残る場合があります。霧吹きなどで湿らせたあと、ピンセットや綿棒できれいに除去してあげてください。

ヒョウモントカゲモドキは、ほとんどが飼育下で繁殖された個体であり、あまり人を恐れないため、ハンドリング(スキンシップ)ができる貴重な爬虫類ペットでもあります。ハンドリングの際には、上からつかまずに、おなかのほうからそっと手のひらに乗せてあげましょう。また、高い位置から落としたりすることがないよう気をつけてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加