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トカゲの購入

トカゲの販売店

トカゲは、一般のペットショップやホームセンターなどで販売していることもありますが、爬虫類専門店を利用するのが確実な購入手段です。爬虫類に詳しいスタッフがいたほうが安心ですので、遠出をしてでも専門店での購入がおすすめです。爬虫類専門店の中にはネット通販をしているショップもあります。

価格は1000円ほどから10万円以上まで、種類によって大きな差があります。ヒョウモントカゲモドキなどでは、品種によって万単位の価格差が生じることもあります。ほしいトカゲが決まっているなら、お店をたずねる前にネットで相場をチェックしておきましょう。価格.comや楽天市場なら種名で検索できて便利です。

購入時の注意

トカゲを購入する際にもっとも注意したいのは、末永く一緒に暮らしてゆくために、できるだけ健康な個体を選ぶという点です。

しかし、トカゲは活発に駆け回るような動物ではありませんので、動作からは健康状態がよくわかりません。外見から判断するほかありませんが、以下のポイントをチェックしてみてください。

・目がふさがっていない
・目が腫れていない
・足や尾が欠けていない
・皮膚病にかかっていない
・極端にやせていない(食欲がある)

トカゲは、いわゆる「しっぽ切り」をおこないますので、尾が欠損しやすい動物です。根元のほうからなくなっている個体はさすがに売られていないでしょうが、先端が少し切れているといったケースもありえます。また、切れたあとで尾が再生した場合、色や形状が元と変わっていることがあります。

目がつぶれていたり四肢が欠損していたりといった異状はすぐにわかりますが、目の腫れや皮膚病はわかりにくいかもしれません。トカゲは脱皮をしますので、皮膚病と誤認する恐れもあります。図鑑などの写真と見比べることができればベストですが、なにか不審な点があれば遠慮なくお店のスタッフにたずねてみましょう。食欲に関しても、スタッフに質問しておきましょう。個体の特徴を把握していないようなお店は、そもそも信頼できません。

健康に関連して、トカゲを買う前または直後に、爬虫類を診てくれる最寄の動物病院を探しておきましょう。最近では「エキゾチックアニマル」という分類で対応してくれる病院も増えています。

購入以外の入手方法

ショップで購入する以外にトカゲを手に入れる方法としては、だれかにゆずってもらうという手段が考えられます。

特にヒョウモントカゲモドキやフトアゴヒゲトカゲなど、ペットとして人気のあるトカゲは、飼育人口が多いため、里親を探している方も多くいらっしゃいます。ネットで募集している場合もありますので、応募してみるのもよいでしょう。ただし個人間のやり取りですので、なにか問題が生じても自己責任ということになります。

なお、認可を持たない個人が動物を販売することは法律で禁じられています。有償でゆずってもらうことは違法となる可能性があります。

ニホンカナヘビやニホントカゲ(ヒガシニホントカゲ)など、日本の在来種であれば、野生のものを捕獲するという方法がむしろ一般的です。子供のころにカナヘビを捕まえたことがある方も多いのではないでしょうか。ただし在来種には、レッドデータブックに記載される希少種もいますので、珍しいトカゲをみだりに捕獲することはひかえるべきでしょう。

トカゲの飼育に関わる法律

トカゲの一部は、いわゆるワシントン条約や外来生物法などにより取引および飼育が規制されていますが、通常、飼ってはいけないトカゲが販売されているのを目にすることはありません。ショップで普通に売られているものは、普通に問題なしと見てよいでしょう。

外来生物法では、飼ってはいけない「特定外来生物」のほか、輸入が規制される「未判定外来生物」が定義されていますが、トカゲ亜目の生物の中では、アノリス(アノール)属とノロプス属の全種が後者に指定されています。ただしアノリス属のうち、以下の種は特定外来生物としてペット目的での飼育が禁じられています。

2005年~
・グリーンアノール
・ブラウンアノール
2007年~
・アノリス・アングスティケプス
2008年~
・ナイトアノール
・ガーマンアノール
2011年~
・アノリス・アルログス
・アノリス・アルタケウス
・アノリス・ホモレキス

特にグリーンアノールは、沖縄や小笠原で野生化・繁殖し、生態系への影響が懸念されています。

また、動物愛護法では、人間に危害をおよぼす可能性のある生物が指定されています。トカゲの場合、メキシコドクトカゲおよびアメリカドクトカゲ、コモドオオトカゲおよびハナブトオオトカゲの飼育には、自治体の許可が必要になります。もっとも、これらは非常にレアかつ高価なトカゲたちですので、あまり個人で飼われることはありません。

外来のトカゲを飼うにあたっては、たとえ法的な規制がなくても、逃がしたりすることがないように注意してください。特にヒョウモントカゲモドキとグリーンイグアナについては、2009年に環境省が「要注意外来生物」に指定して警戒を強めています。規制が強化されないためには、オーナーひとりひとりの心がけが大切です。

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